エジプト旅日記A2日目 ルクソール西岸 王家の谷
王家の谷へ
2日目はルクソール西岸。死者の町と言われるとこと。
まずは王家の谷へ。
クルーズ船は東岸に停泊しているので小さな船で西岸へ。
砂山の中に墓の入り口が現れる。
中は撮影不可。
王家の谷はその時によって見学できる墓が変わるそうです。
今回は3つほど中に入って見学。
壁面にはヒエログリフが一面に刻まれている。それもカラーで。
王家の谷の墓はピラミッドの後の時代。
ピラミッドほどではないにしろ、一人の王のためにこれだけの墓を毎回作るんだもんな・・(日本の古墳とかもそうだけど)。
同じ人間、命としては自分も同じ1つの命なんだけど、その重さというか価値というか、
「いや・・ファラオすごいわ・・」
って。
これは昔から私が日頃思っていることなんだけど、
私は生きて死んでも、当たり前だけど歴史になんの影響もなく何の記録も残さないわけじゃない?(まだもう少し人生あるけど、今後偉業をなすことは間違いなくありませんので・・)
でもここには偉大なる王としてこうやって3千年も前の人のお墓がこうやって今でもある。
同じ人間なんだよなあ・・と思うとなんか少し複雑。
ただ昔は「何者」かになろうとしてもがいていた時もあったけど、「何者」でもなかったってことを認めてからは楽になった。
何者かになんてなれるはずもなく、それで十分だった。
だからこそ歴史に名前を残している偉大な人たちってすごいなあ・・とほんと思うわけです。
王家の谷写真は少ないけど必見。
そして、まだ発掘されていない部分もいっぱいあるようなので今後さらなる墓が発見されるかも。
ハトシェプスト女王祭神殿
そのあとはハトシェプスト女王祭神殿へ
ここですね。
20年前に無差別テロが起きて、日本人を含むたくさんの外国人観光客が犠牲になったのは・・。
確かに周りを見ても隠れるところ逃げるところなんてどこにもない。
この事件から約10年、エジプトからは外国人観光客が消えたらしい。
もともと観光を産業としていた国だから相当のダメージ。
でも今はようやくこうやって多くの観光客がまた来るようになったらしい。
個人的にはこの神殿はすごく好きだなあと思った。
建造物として美しい。
この祭神殿を建設したのはハトシェプスト女王。
エジプトで最初の女王。その後の王になる予定のトトメス3世がまだ頼りなかった頃に義理の母であるこのハトシェプスト女王が20年間国を治めていたそう。
外国の貿易に力を入れたりと立派な女王だったらしい。
(でもトトメス3世にはすごく恨まれていたんだって・・)
エジプトの女性は王妃はいるけど女王ってあまり聞かない。クレオパトラとこのハトシェプスト女王くらい。でもクレオパトラはどちらかというと女を武器にしてという感じがあるので(それでもすごいんだけど)
自分の頭と知恵で国を守ったハトシェプスト女王に私はすごく惹かれてしまった。
この後、メムノン巨像にすこし立ち寄り、
香水屋さん(オイル)に寄り、船へ。
午後はガイドさんのヒエログリフの講習もあったりした。
船が出航
その後、船が出航!
ずっと船にいたけど、実はまだ動いてなかったのよね。
走るのは今日から。
いや・・いいですね。船が動くととてもいい!
ずっと窓から外を見ていても飽きない。
いろいろ景色が変わり、現地の方の生活が見えたり。
クルーズいいわ・・これだけでもかなり価値あり!
この日はティータイムパーティーがあったり
カクテルパーティがあったり、
またエドフの水門通過などといろいろイベントもありました。
エドフの水門。
で、2日目終了。
2018/06/23